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劇場に入ってまず、舞台が遠いな、と思った。2メートルは離れているだろうか。通常の小劇場のしつらえより、明らかに遠い。薄明るい舞台中央に位牌が印象的に置かれているのが見えた。舞台上手(かみて)にぶらさがっている綱は首つりを連想させるもので、そ…
ロロの演劇は、いつだって少年と少女の出会う瞬間に命をかけ、ポップでキュートな片思いを紡いできた。2015年から始めた高校演劇向けのフォーマットでつくる連作『いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三高等学校』(通称『いつ高』)シリーズで…
毎月おすすめの演劇を掲載しているこのコーナー。 今年もご愛顧ありがとうございました。 おすすめメンバー+おやすみ中のあの方で、振り返りの5本を選んでみました!!(落) メンバー紹介 落 雅季子(おち・まきこ)twitter:@maki_co ■落 雅季子の「2015年…
2010年、柴幸男が岸田國士戯曲賞を受賞した夜のことは今も覚えている。前年に観た『わが星』はラップ、時報のメロディが重要な位置を占める上演形態だったが、インターネットで受賞の速報を目にした時は「やっぱり……」と、新しい風の到来を実感したものだっ…
12月のマンスリー・ブリコメンドです。 おすすめ演劇のコーナー、コンセプトはこちらです。 年の暮れの最後まで、気の抜けない観劇カレンダーになっております。今年もご愛顧ありがとうございました!(落 雅季子) 今月のブリコメンド&メンバー紹介 落 雅…
11月のマンスリー・ブリコメンドです。 おすすめ演劇のコーナー、コンセプトはこちらです。 みなさんスケジュールの空きはありますか? 11月は30日までしかありませんよ! 準備はいいですねー?!(落) 今月のブリコメンド&メンバー紹介 落 雅季子(おち・…
10月のマンスリー・ブリコメンドです。 おすすめ演劇のコーナー、コンセプトはこちらです。 演劇のハイシーズンがやってきました。体がいくつあっても足りない。それがシアターゴアーの秋です。(落) 今月のブリコメンド&メンバー紹介 落 雅季子(おち・ま…
青年団に在籍し、東京で話題の演劇に頻繁に出演を続けていた俳優・菅原直樹。小劇場ファンの中には、彼のことを覚えている人も多いだろう。 2013年、そんな東京を離れて岡山県・和気町に移住した彼は今、OiBokkeShiという団体を主宰し、老人介護の観点から演…
9月のマンスリー・ブリコメンドです。 おすすめ演劇のコーナー、コンセプトはこちらです。 暑さ寒さも彼岸まで、と申します。野外での演劇の催しも増えてきて、フェスティバルの秋の幕開けを感じさせますね(落) 今月のブリコメンド&メンバー紹介 落 雅季…
8月のマンスリー・ブリコメンドです。 おすすめ演劇のコーナー、コンセプトはこちらです。 残暑きびしい折、皆さまいかがお過ごしでしょうか。今月から、出没警報・注意報の形式に統一しました。 3人の行く先をあわせれば、BricolaQ特製カレンダーの出来上が…
7月のマンスリー・ブリコメンドです。 おすすめ演劇のコーナー、コンセプトはこちらです。 梅雨明けはまだかー! まだなのかー! 今月のおすすめ、いきまーす!!(落) 今月のブリコメンド&メンバー紹介 落 雅季子(おち・まきこ) 1983年生まれ。BricolaQ…
6月のマンスリー・ブリコメンドです。おすすめ演劇のコーナー、コンセプトはこちらです。梅雨入りだー! 遅くなりましたが今月のおすすめ、いきまーす◎(落) 今月のブリコメンド&メンバー紹介 落 雅季子(おち・まきこ) 1983年生まれ。BricolaQドラマトゥ…
2011年7月に始まったこのマンスリー・ブリコメンドも、私が2013年4月に管理人に入ってから早2年です。「ブリコメンド」とは、ブリコラージュ(寄せ集めてものをつくる手仕事)とリコメンド(推薦する)を掛け合わせた、初代管理人藤原ちからの造語です。私も…
5月のマンスリー・ブリコメンドです。こんにちは。マンスリー・ブリコメンドのコンセプトをこちらに書きました。今の時代に、演劇をおすすめすることについての、私の所信表明です。ぜひご一読を。(落) 今月のブリコメンド&メンバー紹介 落 雅季子(おち…
2015年2月、TPAMショーケースにて上演された大道寺梨乃のソロ公演『ソーシャルストリップ』English バージョンでのアフタートークでのことだった。客席からの「これはあなたの個人的な物語だったけれど、これからもこういうストーリーを描いていくのか?」と…
4月のマンスリー・ブリコメンドです。こんにちは。今月から心機一転、ブリコメンドは三人体制でリニューアルします。ついにあの人がメンバーに……!! これからも、マンスリーブリコメンドをよろしくお願いしまーす!(落) 今月のブリコメンド&メンバー紹介…
世田谷パブリックシアターの会議室。七日間にわたった批評課の最終日、わたしは、偶然残っていた中学生演劇部古参のミス・カチューシャ、中学二年生ながら華麗なファッションでみんなを魅了するミスター・ジャケット、ワークショップ内で行ったインタビュー…
藤原ちから 六日間、中学生たちと批評のワークショップやってみて、率直に言ってどうですか?柏木陽 逆にちからさんはどうですか?藤原 えっ、そうですね……。小学生、高校生のワークショップは経験があったけど中学生とは確か初めてで、難しい年齢という先入…
進行役のひとり藤原ちからがホワイトボードに「批評 ― 愛と距離」と書いたのは、批評の対象は作品作家観客世の中種々様々なものが考えられるし、もしかすると演劇芸術アートそのものが対象かもしれない、しかしいずれにしてもそこからは距離を取らねばならな…
午前中に、ふたり一組でインタビューの練習したじゃん。その時にわたしはお兄ちゃんと一緒になって、そう、初日にわたしが名前間違っちゃった子。や、もう間違えないよ、弟くんのほうとは今日最初にじゃんけんエクササイズもやったし、仲良しだよ。そう、で…
― 柏木陽さんが、中学生批評ワークショップをやりたいと思ったのはなぜですか? 柏木 世田谷パブリックシアター演劇部の中学生の子たちを見ていて、たとえば誰かの発表を見てフィードバックする時に、返す「手」が足りないなあとずっと思ってて。見たものに…
三日間の休暇のあと、あなたは再びワークショップにやってきた。あたらしく知り合った人々とは自然に言葉をかわせるようになっただろうか? 同じ演劇部の仲間と手をつないだり、名前を呼びあったりすることに、少しは慣れただろうか? さて、男が紙の束を取…
午後2時25分、三軒茶屋の商店街を、中学生たちと歩く。ワークショップ会場の小学校から、徒歩で10分ほどの劇場に行き、これから、とある演劇を観るのだ。少女たちはおしゃべりしているので歩みが遅い。私は、先ほど一生懸命覚えたみんなの名前を、心の中でひ…
SPAC-静岡県舞台芸術センターでは、今年もゴールデンウィークに「ふじのくに⇄せかい演劇祭」が行われる。今回、SPACの新作として発表される『メフィストと呼ばれた男』(Mefisto For Ever)はベルギーの劇作家トム・ラノワが、ナチス政権支配下にあった当時…
▼はじめにある作家について語る時、彼らの過去作品に言及することや、演劇史そのものを参照しながら彼らの資質をどう位置づけるか考えることは、よくある。でも、そうした切り口に留まらず、彼らの人生そのものになぜか引きつけられてしまう相手がいるのも事…
3月のマンスリー・ブリコメンドです(コンセプトはこちら)。すっかり春が近づいてきましたね。三寒四温でいうと、二寒三温(?)くらいまで来たかな? どうかな? そんな明るい気分で、今月もいってみましょう◎(落)★メンバーのプロフィールはこちら。http…
中学生、批評デビュー。「世田谷パブリックシアター演劇部 批評課」春休みに始動しまーす。中学生なら誰でも参加オッケー。ちょいとだけ背伸びして、演劇や文学と(で)遊びます。新しい世界を一緒に見つけにいきましょう。もちろん身体も使いますよー。http…
BricolaQ『演劇クエスト・横浜トワイライト編』(2015.2.9〜15@TPAM2015)に参加した人たちの「冒険の記録」を、以下のサイトでアーカイブしていきます。【演劇クエスト・冒険の記録】 http://engekiquest.blogspot.jp/ 公開と共有にご協力いただける方は、…
BricolaQ『演劇クエスト・横浜トワイライト編』に参加した人たちの「今日の一枚(Adventure Scenery)」を、公演期間中、YCC1Fにてアーカイブしていきます。公開と共有にご協力いただける方は、engekiquest@gmail.comまで、「写真」と「キャプション」を添え…