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昼、うさぎストライプ『おやすみなさい2』@アトリエ春風舎。前知識ゼロで行ったけど、かなり好きな感じだった。詳しくは「ワンダーランド」に書きます。前の席に、みんみんのお母さんが座ってた。劇場の外に出ると大雨。スコール。夏だな。もう梅雨明け?


夜、Q『油脂越し』@阿佐ヶ谷プロット。早く着きすぎて、カトリヒデトシさんに会ったので阿佐ヶ谷の商店街でお茶。で、『油脂越し』は「マンスリー・ブリコメンド」でも紹介したけども、期待してたのの5倍くらい良かった。卒業公演『虫虫Q』とこれとを続けて観るかぎりでは、作・演出の市原佐都子は性的なものに対する異常な執着をモチーフとして持っていて、そのことには特にシンパシーも感じる。小説の世界ではしばしば描かれるモチーフだとは思うけど、演劇ではあまり見かけない(描こうとすると露悪的になりがち)。たぶん、ここからイメージがより解放されれば、もうひとつ物語として裏返っていくようなことがありえると思う。あと、役者陣が良かった。そのこともこの新しい船出を迎えた劇団にとっては大きな力だ。

もうひとつ付記すると、木村覚さん(ダンス批評家)が快快を評した「当て振り」とゆう言葉を思い出した。「してみせている」感とゆうか。ただし、「演じる=してみせている」があざといレベルで終わってしまうのはやっぱりダメで(観てるほうはそのあざとさを見破ってしまう)、その「してみせている」ことによって別の何かが召喚されてくるのが、これからの良き俳優だな、とか思った。このことは継続的に考えたい。


終演後、宮永くんとまた飲みにいった。とある人も合流して。Q