9/21 台風

台風がやってきた。ツイッターなんか見てるとみんな浮かれているのがよく分かる。わたしも、よろしくないと思いながら台風の時はワクワクすることがある、けれども、これはちょっと度を超えた台風だなと西のほうの情報を見ていて分かった。高知は台風がよく来るので、小さい頃は毎年台風が来るのが当たり前で、逆に言えば備えはできていたし、何が危険で、何がそうでもないか、の感覚はそれなりには身についている、気はする。これだって過信は禁物だ。毎年死者が出るのだし、それが自分でない保証はないぞと小さい頃から思ってきた。

で、今回はかなりやばいと思ったので、電車が止まる前から今日の夜の映画鑑賞の予定はキャンセルだろうなと諦めていた。のだが、想像以上にひどくて、渋谷では倒木がタクシーを押しつぶしたらしい。幸い怪我人は出なかったけれども、ひと昔前であればもっと大ごとに騒がれていただろう。3月の震災以降、みんな(わたしも含め)感覚が麻痺してしまったのか、さして驚かなくなってしまった。帰宅難民の光景も、すでにどこか既視感がある。

しかし、東京都なり気象庁なりは、もっと事前にこの事態を予測できたのではないかと思うし、人の命を預かる会社等の対応も万全だったとは言い難い。ニュースを見ていると、夜になってようやく「外出はなるだけ控えろ」と気象庁は言い出したけれども、それまでは「最大限の備え」みたいな言い方で(正確には忘れたけど)、もう少し早くお触れを出していれば人の流れもスムーズになったのではないか。ま、都内では怪我人とかも(たぶん?)出なくてよかった。風邪ひいた人は多かったろうね。

東京の人の、災害に対する暢気さが気になる。のん気、結構だけど、いざとゆう時に、判断の基準にはできないなあと思う。そして今はわりかし「いざとゆう時」なんだけど。Q