9/27 解り合えない

池袋リブロ1FでF/Tブックスを見学。思ってたより大きい棚だった。あの人がこんな選書を、へえー意外、とか、なるほど、とか。


あうるすぽっとで『家電のように解り合えない』観劇。へんてこな快作だった。面白かったなあ、と思う。安藤真理×青柳いずみ×森山開次のアフタートークも含めて(笑)。ただ、すっきりあーよかったよかった、にならないのは何故かな、と終わってからしばらく尾を引いた。最初は、チェルフィッチュ的な説明ナレーションが前面に出すぎているせいかな、とか思っていたのだけど、どうやらそうゆう話でもないらしい。いや、むしろ……。いろいろ考えていくと、つまるところは、岡田利規の絶望のようなものをこの作品には感じてしまうのだった。

たしかに震災や原発にまつわるモチーフはあると思う。でも、そこに対する絶望ってことじゃないと思う。これはまったく、わたし個人の思い違いかもしれない。しかし作品としての普遍性やパブリックさと裏腹に、深い絶望を感じてしまうのでした。

印象的なシーンが幾つもあった。安藤真理×青柳いずみのダンスシーンとか(しかしあのダンスシーンではなくて、「解り合っている」ほうの)。できたらもう一回観たいなあ。それにはちょっと覚悟が必要な気がするけど。


ロビーで、Mr.オノシマンの憧れの人に再会した。Q