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六本木でパクチーの美味しいお店を見つけた! 裏通りにあって、普通に歩いてたら気付かない場所だけど、大賑わいだった。タイガービールを飲んで、しばらく六本木を散歩。

その足で新世界へ。松井周の演出によるリーディング「官能教育」。出演は松井さん自身と、上田遥。3部構成で、いずれも松井が上田に言葉のパワハラを仕掛ける。卒論の指導教官、オーディションのプロデューサー、万引きを見つけた書店員へと松井が次々に変化し、サドのインテリ・エロティックなテクストを用いて上田をどうにかしようと試みるのだ。要するにアダルトビデオでお馴染みの設定なのだが、思わぬ方向に話が転がるのが松井流。2人は必ずしも対立するわけではなく、突然「コラボ」とか始めたりしてマジで凄い……。単なるテンション芸ではなくて、常に「可能性の低いほう」(*)へと流れていくアタマのやわらかさ。カラダのしなやかさ。が用意されている。もう抱腹絶倒で、ホント顎が外れるかと思うくらい爆笑させてもらいました。愛嬌が、唇が、天才が、炸裂!

小さなスペースながら、ある程度はサロンとしても機能しつつ、いっぽうで別に一人とかカップルとかで来てそのまま面白かったーと思ってビール飲んで帰ってもなんら差し支えない、とゆう自由度は確保されていたと思う。「演劇」にまたひとつ新しい楽しみ方が加わった。このシリーズ(Produce Lab 89)楽しみ。


ところで、家に帰ってから「同じ電車に乗っています、飲みましょう」とゆうメールに気付いた……。直接声かけてくれや。飲みたかった!Q


(*)「可能性の低いほう」は、松井周自身がインタビューなどで用いていた言葉。