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朝11時、王子小劇場で伊東沙保さん出演の七里ガ浜オールスターズ「パ・ド・ドゥ」。初演が99年とのことで、テクストに古さを感じた。夫の帰りを待つ妻、的な女の執着であるとか、ステイタスのある人々(弁護士やテレビ局のプロデューサー)が破滅する感じとか、思っていることを言えないとか、ってことは、2011年に同じモチーフで書くとしたらもっと変化してしまうだろう。

そしてこの12年間とゆうのは、演劇が1回ねじれて、その演劇とゆう自らのフォルムに対しての批評性を獲得した年月でもあるのかもな、とか思った。

終演後、裏通りの大衆居酒屋でランチ。うな玉丼が美味しくて、つい昼ビール。泡が多すぎたからという理由で、2杯くれた……。


夜は新宿タイニイアリスにて、アダチマミ×無所属ペルリ『大衆セルフ』。事前に何も調べずにフラッと行ってみたら、すごく楽しいダンスだった。選曲もいい感じで、かなり好きかも。そして心憎い演出の数々。つい、頬が緩んでしまいます。ユーモアと、本気とが、融合しているような舞台でした。(3人の女が衣服をとっちらかすシーンは、福島原発の3基に見えたりもした)Q