7/9

一体いつから日記を書いていなかったっけ?、と遡る今日は7/17。そうだこの日は北海道に出発した。新千歳から、王子製紙の工場が見える苫小牧を経由して列車は進む。北海道の海の向こうはてっきり本州が見えるもんだと思い込んでいたけど、もちろんそんなことはない。バスで登別温泉へ向かい、豪奢なお風呂に入り、ジンギスカン定食を食べて東室蘭でいったん停車。地元のヤンキーたちが戯れているのを眺める。

乗り込んだ電車にTさんが入ってきた。やあやあ、こんばんは。雨が強くなってきた。汽笛の音が鳴っている。なんだかいろんな音がしていますね、などと話しながら海の匂いを嗅ぎ、しかし暗くて外はよく見えず、トンネルをくぐっているのか、闇がところどころ濃くなり、ようやく目的地の伊達紋別駅に降り立った時には開いているお店などすでになくて、閑散。閉店間際のコンビニでビールとつまみを買った。シャワーもトイレも部屋にない古びたホテルではあったけども(先人に倣って「いるかホテル」と呼ぶ)、経営者の娘っぽい美人姉妹がいささか旅情をそそります。Q