8/3 仲間

そういえば黒澤明羅生門』も観た。ウィキペディアにいろいろ逸話が載ってて面白い。


神楽坂で木村愛子ソロダンス『温かい水を抱く�』を観る。まだ若いこれからの人らしい。薄氷のところでダンスとして成立させているのは好ましい気がしたけども、やはり先行する何人かの優れたダンサーのように、強く何かを訴えかけてきたり、激しく揺さぶられるといったことを観客に起こすためには、何かもうひとつどこかしらの方向に突き抜ける必要を感じた。どこかで大化けするかも?

あと、これは企画の性質上、今回は仕方ないと思うけども、マンスリー・ブリコメンドでも書いたように、ダンスのストイシズムは、ともすれば「発表会」的な側面を強く持ってしまうのではないか。観客に媚びる必要はないのだけれども、演劇の場合は、それを公演として成立させるための何かしらの仕掛けがあり、そしてその仕掛けによって、俳優の見えなかった力が引き出されるとゆうこともある。

会場でとある人にお会いして、ちょっと話したいこともあったのでお茶に誘ったりもしたかったけど考えてみれば時間がまったくなかったのでそのまま移動。


池袋でK先生と大学時代の友人ふたりと愉快に飲む。一緒に自主ゼミを立ち上げた仲間。このメンバーとの出会いがなかったら人生が大きく変わっていたのは間違いない。あの頃は文字通り右も左も分からなかったのだが、性格の異なるこの面々がうまいことバランスとって何かやることができていたのだと思う。ひとり、入籍したと聞いて驚いた。2年間の留学経験が大きかったみたいで、ずいぶんとタフになったものだなあ、と感じた。もうひとりは大学を出てすぐに結婚してもう子供もいる。わたしは、まあ誰もが予想した通りではあるけれども、完全に行き遅れてしまったなあ。Q