9/11 取材2日目

千代田芸術祭の講評会を見学に3331へ。あれ、この講評の人どこかで見たことあるな、と思ったら新宿の芸術公民館にいた人だった。話しかけたかったけれども講評がずっと続いているので断念。なるほど、やはり只者ではなかったのですね……。で、3331で「mau leaf」取材2日目。愉快な子たちでした。がんばってー。


で、ちょっと旅の疲れもあったので、末広町から浅草って近いじゃんと思って、蛇骨湯にまた行く。入れ墨のあんちゃんもいたりしたけどまあ概ね平和であり、心が慰められた。風呂上がりに缶ビールを買って、浅草をぶらぶら散歩する。2日ほど前の日記に「東京は狭い」みたいに書いたけども、東京、とか思わなければ全然世界は広いのだと思う。そして町は自由だ。誰だってそこに居ていいのだ。世界じゅうの町を庭みたくして歩きたいな。

銀座線に乗って渋谷まで。指定の店にいくとすでに2人が来ていてだいぶ出来上がっていた。さらにあと2人。三々五々集まってくる。だいぶ飲む。解毒の会になりました。思ったことを気兼ねなしに言えるので、ほんとありがたい面々だなあと思いました。


この日は新宿で大規模な脱原発デモがあった。震災から半年後であり、9.11からは10年後だった。そうしたメモリアルな数字以上に思うのは、こうした闘いはおそらく、これからの日常の風景の中にあり続けるだろうとゆうこと。もう特別なことではなくなってしまった。ありうべき世界のために闘うこと。ただ、のびのび生きたいのだと訴えること。それは当然の権利だし、誰かがどこかでやらないと、この世界はもっともっと酷いことになるだろう。そして未来を生きる小さな子たちには、まだその力がない。あるいは、生まれてさえいない。……そして闘おうとする人には、つねに後方から石が投げられてくる。この国では。Q