11/1 可能性

病院に行き、先週の血液検査の結果を聞く。特に異常は見当たらないそうで、まずは安心した。が、治りが悪いので、麻酔をしたりなんだりで、引き続き検査をする。まだハッキリしたことは分からない。が、ガンの可能性もゼロではないですね、的なことを言われて、さらりと傷つく。まあ、その場合は切除すれば済むんですけどね、と言うけれども、切っちゃったらどうなるのか。声は出るのだろうか。……といったことが、なぜか先週ほど不安も苛立ちもなく、粛々と受け止めようとゆう気持ちになっている。

とにかくもう、やりたいことしかやりたくないし、もっと言えばとある野望も芽生えてきて具体的な形をとりはじめたので、それに向けて注力していきたい。



夜はジョン・グムヒョン『油圧ヴァイブレーター』。韓国で観たMさんの話によると、客席はもっと大笑いだったようだ。この日はシーンと鎮まりかえっていて、いったいどこまで冗談なのか、何か本気があるのか、といったことを掴みかねたまま終わってしまったような気がする。

そのあと捩子ぴじん、村川拓也、それから台湾の批評家2人(コン・イーウェイ、リン・ユービン)とのF/Tサロンを見学に。トークはなかなか滑り出しが難しかったけれども(通訳が入る時はやっぱりトークのリズムも変わってくるのかもね)、移民・移住の話はスリリングだった。そのあと一杯やりにいったところ、Mさんが怒濤の饒舌で、あれれ、こんなに喋る人だったっけと驚きましたが、なんかすごく面白かったです。反省点としては、台湾の批評家たちと全然話せなかったこと。時間がなかったこともあって積極性が今ひとつ出なかったのだけれども、せっかくだからひと言でもお話すればよかったな。台湾、好きだし、また行ってみたいし。Q