11/26 目白→丸ノ内→六本木

昼、目白の古民家ゆうどにて、 作・米内山陽子、演出・西尾佳織の『名づける』。特に派手な要素や前衛性は感じられないものの、庭に棲みついている猫や、誰かの子供の声、といったものも自然とそれとなく受け入れてしまうような作りには好感がもてた。人間存在のどうしようもなさ、みたいなものを追求している西尾佳織らしさが出ていた気がする。とゆうか、肩の力が抜けていてこれはこれできっと何かつかめそう、とゆう。


そのあと、わたし的には人生の重大事があり。さらにそれから友人の結婚式二次会へ。仕事関係でなく親戚でもない友人の結婚式に行くのは、もしかしたらこれが最後かもしれないなと思った。


やはり、浅草の花やしきのイベントに行けなかったことが尾を引いていた。少々くさくさしていたこともあり、また六本木に「官能教育『犬』」を観に行くことにした。当日券も無事に取れたけれども、超満員で、今もしかしたらこれは伝説の舞台かもしれないなあと感じた。何人か、初対面の方とご挨拶する。

『犬』はやはり凄かった。初日の混沌ぶりに比べると、三者三様の闘いがより前景化されているようであった。山内健司、尾野島慎太郎、青柳いづみ、この3人は、今この瞬間、おそらく日本の演劇界で最高に輝いているんだなあ、と思いながら観ていた。青柳ちゃんのガッツにはほんと息を呑む。まるで別世界の生き物みたいだ。Q