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爆音映画祭で、空族『サウダーヂ』を観てきた。感想はツイッターに書いたものをクリップします。

空族「サウダーヂ」のワールドプレミア。閉塞した地方都市の現実が裏返り、地球の裏側まで想像力が突き抜ける! いったいこれはなんなのか、どこの国の映画なのかと何度も我を見失った。

いま、ビール飲みつつ、あのシーンを思い出して、鳥肌立った。「怒る」ことさえ奪われているわたしたちの、それでもハートに流れる熱いもの。。

観終わって、客席後方の暗闇の中に目をこらすと、某敏腕宣伝・プロデューサーがいた。半分暗闇に溶けていた。彼は、この映画は自主映画なるものが何年もかけて追い求めてきたものの集大成なのだと言った、たしかにそうだろう、

と同時にわたしは、大げさな言い方に聞こえるかもしれないけど、かつてヌーヴェルヴァーグが台頭してきた時のヨーロッパや、それを輸入した時の日本の観客たちは、こんなふうに興奮したのじゃないかと思った。つまり「何かが起きている!」

ともかく、演劇と映画は、今ちょっと凄いビッグウェイブが来はじめてる感じはする。シーンとかそんなせせこましいレベルではなくて、もちろん個別の作家ありきだ(それしかない)けど、この波に乗っていけるとこまでいきたいって気持ちにはなるよね。

やー、空族、マジぱねえすよ。そして実は耳の良さは、マーム藤田くんにも通じる気がする。世代も作風も全然違うけど、耳がよい。卓越して良い。ノイズを拾ってかつ編集する力がある。だから作品に音楽的グループが胎動してるんだと思う。@stripes0228

しかし本当に凄く良くて、興奮したのか、ふらふらと川まで歩いてしばらく夜風にあたってみた。公開は秋にユーロスペースで、になるみたい。Q