8/29 2日目、西成→三宮

関西滞在2日目。昨夜はぐっすりと眠れた。夜中に一度も目覚めなかったのはひさしぶりのこと。宮永くんと朝の西成を散歩して、今池駅から南霞町まで電車に乗る。路面電車同然のかわいい電車。そこから地下鉄に乗り換えて、なんばへ。精華小劇場の跡地へと案内してもらい、その近くで豚マンを食べる。さらに梅田に移動。地下の立ち飲み屋でさっそく飲み始める。午前中から店内はほぼ満席。むろんおじさんばかり。安くてよい。枝豆、ビール、どて焼き、おでん。そして宮永くんとはここでお別れ。さいならっきょ。


 
 


ユニクロで衣料品を買う。ほとんど着の身着のままで飛び出てきたし、思っていたより長期滞在になりそうな気配も出てきたので、少し補給しておこう。レジで対応してくれた女性の笑顔がとても素敵でびっくりした。彼女はアルバイトなのかそれとも正社員だろうか。とにかく労働に対してこんな素敵な笑顔ができるんだってことに驚いた。名札を見たら珍しい姓だった。

特にアテもないので環状線に乗って大阪の町を眺めてみることに。大阪と東京を比較してみると、東京はやはり焼け野原になったってことが大きいのかもしれない。環状線の最終駅が天王寺だったので、そこで降りて再び西成のほうまで歩く。商店街のあちこちに一曲100円で歌える飲み屋があり、そういったお店からおじさんの歌声が聞こえてきていた。ィョ、名調子! ぷらぷら歩いて、商店街の中ほどにあるココルームへ。アサダワタルくんや小手川望さんに教えてもらっていたのですが、なんか不思議な空間。おじさんと若い子が、働いているのか、客なのか、よくわからないけど混然としたまま場が成立していた。ちょっとカプカプに似た匂いを感じた。最初、いきなり迷い込んでしまった場違いな若者、みたいな感じでカウンターに座ってちびちびコーヒーを飲んでいたけども、意外と居心地悪くなかったので追加でビールを注文する。水曜にアサダくんが例のカマンTV(街頭テレビ)をやるらしいのでそれを見にまた来ようかなーと思う。

外に出ると、自転車に乗ったおじさんが、やはり自転車に乗っていてすれ違ったおばさんに「ねえちゃん、元気か?」と声をかけていた。


 
 
 


JRに乗って三宮へ。ここで神戸大の集中講座に教えに来ていた桜井圭介さんと合流するのだ。大いに飲んだ。もうずいぶん酔ったな。別にいつもの近所で飲めばいいじゃん、ってことなのだが、やはり旅先で飲む酒やする話はひと味違うのだった。みんな今がツッパリ時だよね、と桜井さんが言ってたのが印象的。さらにもう一軒ハシゴしてバールでワイン。



で、大阪にトンボ帰りして友人Kと合流。これまたしこたま飲む。ひさしぶりの再会とあってわたしもテンション昂ぶっていたし、彼の口から凄い話も聞いて放談していた。すると店の女の人が「お客さん、話聞こえちゃいましたけどなんか凄いこと話してますね……」と呆れて絶句していたので、「ふふふ、この世の半分は地獄のようなものですよ」と調子に乗って脅かしたりしていた。まあ要するに楽しく飲んでいたわけだ。さらにハシゴして韓国料理屋へ。店内のテレビで韓流ドラマを流してたけど、字幕も吹き替えもないのでこれはきっとフジテレビではないのだろう。崩れた風体の男性客が2人いたけれど、彼らはこのドラマの言語(韓国語)を理解しているようだった。店はママさんひとりで切り盛りしていて、料理も美味しかった。マッコリを飲む。Q