8/30 3日目、大阪→京都

関西滞在3日目。ちょっと寝たりない。起きて、仕事に行く友人Kを見送り、中崎町のほうまでひとりで歩いていく。プラネットプラスワンをはじめ、いくつかのカフェもまだ営業してない時間。梅田の地下まで歩いてモーニングを食べる。


睡眠不足のせいか京都行きの電車の中で疲れがずっしり襲ってきて、弱気の虫がやってきた。いろんな不安や寂寞とした感覚。これで京都の寺とか見たら大変なことになるな、と思い、そうしたことはやめてとにかく温泉で疲れを癒そうと考えた。今は不安な気持ちにやられて思い悩むよりも、考えたり行動したり、を進めたいのだ。わたしだっていつも陽気におもしろおかしく生きているわけではない。実際、昨日も書いたけどこの世に半分は地獄だ、と思うくらいには辛酸をなめている。でもまあ、今は温泉である。嵐山あたりの温泉は雰囲気も良さそうだけど乗り継ぎが面倒なので、妥協して、近鉄電車で伏見のほうにあるスーパー銭湯へ。


銭湯には水飲み機があった。あの、足で踏んだら水がぴゅーって飛び出てくるやつ。あれ、小学校に置いてあって、夏なんかは、休み時間になるたびに飲みにいってたな。塩素の匂いがした。冷たい時は美味しいのだが、ぬるいと、最悪。それでも他に飲むものがないからそれを飲んでいた。思えばあの頃は飲み物が、ジュースが、贅沢品だったなあ。オロナミンCとか好きだったし。中学校で東京に来てからは、休み時間に100円のパックジュースを買っていた。オレンジとか。紅茶とか。昼休みにはあれにも長蛇の列ができていた。うじゃうじゃと、学生たちの。

ところで、初めてちんちんの話を書こうと思う(性別が確定されるのであんまり書きたくなかった)。露天風呂の横で寝そべっているおじさんたちのくたびれたちんちんを眺めていると、どのちんちんも同じようなものだなと思う。いっぽうで、大変個性的であるようにも思えてくる。ちょっと巨大、みたいな人も中にはいる。結局なあ、この射精と排泄をさんざん繰り返してきたであろうくたびれたちんちんたちが日本を作ってきたのかもしれないな。それはちょっと、イヤだなあ、と思った。これからはまんまんにも頑張っていただこう。……なんかせっかくちんちんの話を書いたのに凡庸な話ですみません。やっぱあんまり好きじゃないんだな。


とにもかくにも原稿を書かなくては。地下鉄で四条に向かい、大通りを少し歩いてスターバックスに入る。マンゴーなんとかのグランデサイズ。この日記も含めて、いくつかの原稿を書く。それから四条河原町で友人Oと合流し、夜風の吹く鴨川をしばし散歩してから先斗町へ。いい感じの飲み屋で、マスターがひとりと給仕の女の子がひとり。必要以上に媚びを売らない感じに好感を持った。二軒目は、鴨川沿いのカフェ。ほんとはテラスに出ちゃいけないんだけど、例外的に許可してもらって夜風に当たる。気持ちいい。それからさらにラーメン屋へ。そして友人Oに意外な展開が生まれつつある。ゆうべの桜井さんの「みんな今がツッパリ時だよね」とゆう言葉がリフレインする。よし、やるか。一歩間違えば、カタギの友人を唆している悪い奴、になりかねないけども、乗りかかった船。人生、楽しまなければもったいない。天下の大泥棒をやってのけよう。明日まで関西にいて、その後は別の場所に向かうことになりそうです。Q