9/3 浅草、何に着目すべきか?

体調は低調。少し用事をしてから、浅草へ。あんまり体調悪いので銭湯・蛇骨湯に入る。出たところで老夫婦のやっている、何の変哲もない、しかし意外に存在しがたい、鄙びた雰囲気のラーメン屋で一杯のラーメンとビール。しかしビールは1本飲みきれず、やはり相当に身体がおかしい。




アサヒアートスクエアで、「何に着目すべきか?」とゆうイベント。各人が選書をして、それを肴にいろいろ話すざっくばらんな感じ。会場で何人かの人と出会うことができた。全然知り合いがいないって人にはちょっと敷居の高いイベントかもしれないけども、選書を見たりトークを聞いたりお酒を飲んだりで、それはそれで楽しめる、のかな……。とにかく企画者も客層も20代半ば〜30代の人がほとんどで、わたしはいわゆる「世代論」があまり好きではないんだけれども、とはいえ世代交代ならぬ世代継承のようなものがとうとう起きてきたのかなと思った。もちろん「76世代」みたいなのはずっと前から言われてたけど、発言者の層に厚みが出てきた感じ。旧知の古賀くんから壇上で喋る?とお誘い受けたけれども時間がなかったし旅のテンションでべらべら喋ってしまいそうだったので辞退させていただきました。でも楽しそうだったなー。


 



こまばアゴラ劇場にてミクニヤナイハラプロジェクト『前向き!タイモン』。俳優の高速喋り、なんだけども、そんなに速いとは感じなかった。あとのいろいろはツイッターに書いた通り。どうもノレなかった理由を煎じ詰めていけば、訴えたいもの、を感じなかったからのようにも思う(技術的なことで言えることは当然あるのだが、技術はさておき、とゆうこともある。そのあたりは今度の「ele-king」に書いたのでお待ちください)。これはもしかしたらある程度、ロストジェネレーション的な問題でもあるのかもしれない。「大きな物語がなくなりました」の後遺症の中で育ってきた世代とゆうのはいて(わたしもそうですが)、しかし一方では同じ世代であっても、ようやく今になって語り始めた、とゆう人たちがいて。語るもの、語れるもの、もっとあるんじゃないのかなあ……。「何に着目すべきか?」の趣旨もそうゆうことだった気がする。まあ元気になってから考えます。

終演後、会場に来てた日夏さんとしばらく散歩して、飲もうかなーとも思ったんだけど額に脂汗が滲み出る感じだったので、こりゃいかん、と早々に帰りました。Q