12/17 未知との遭遇トーク

本当は昼に、大学時代にお世話になった先生の退官記念公演を聴きに行く予定だったんだけど、歯痛のせいでバファリン飲んだら寝てしまい、起きたら時間が……。


あんまりクヨクヨしているのもよくないと思って、フラフラだったけれども今日2回目のバファリンを飲んでジュンク堂新宿店へ。『未知との遭遇』刊行記念の佐々木敦×千葉雅也トークはとても刺激的だった。「下意味」「誰も見たことのない沼」「確率を成立させる系さえも脅かす偶然」の話など特に興味深かったし、知識欲がムラムラと湧いてくるのだった。

ところでトークの最後のほうで千葉雅也さんが「ひとつだけこの本に疑問があるんです」と言ったことがあったけども、同じ箇所に対して、それとは別の観点で気になることがあった。そのことについては10年以上は考えているわけでちょっとしたライフワークになりつつあるけど、もう少し時間をかけて考えてみたい。『未知との遭遇』巻末の予告編によれば次は「正義」と「倫理」の話になるようなので、佐々木さんの次の本ではそこらへんの回答もある気がする。(あ、その前に「90年代論」が出るのか……(笑)。)


とにかく今日いろいろ話を聞いて、もっとたくさんの言葉を手に入れたいなと思った。新しい言葉が欲しい。そうして、それらを育てて熟成させていきたい。練り上げていきたい。たぶん言葉によって行ける場所が変わってくるだろう、これからは特に。Q