東京デスロック『モラトリアム』劇評@wonderland

今度7月に東京デスロックの新作『シンポジウム』に出演しますが、彼らが1年前に発表した『モラトリアム』について劇評サイト「wonderland」に書きました。主にベンヤミンの「遊歩者」と「気散じ」というお馴染みの(?)概念を援用しつつ、観客(観察者)ってなんだろう?、と考えてみたものです。

http://www.wonderlands.jp/archives/23939/#more-23939


やはりこれだけの分量になると、ゲラなりテストページなりが欲しい(レイアウトしたものを読むと瑕疵が出てくるので)とは思いますけども、まあ、些細なことではあります。

今回は「wonderland」編集部の廣澤梓嬢に、ほとんど共作と言っていいくらいのサジェスチョンをいただきました。そもそも最初は「わたしたち」への違和感のほうを強く打ち出していたのですが、おまけのように置いてあった「観察者」という概念をより掘り下げていく結果になったのは、彼女の影響というか、うまいこと誘導されたな、という感覚もあります。Q