岩城京子『東京演劇現在形:八人の新進作家たちとの対話』インタビュー

演劇ジャーナリスト・岩城京子がまとめたインタビュー集『東京演劇現在形:八人の新進作家たちとの対話』が2011年11月5日に刊行される。英題は『Tokyo Theatre Today: Conversations with Eight Emerging Theatre Artists』。この本、実は和英のバイリンガルになっており、東京の演劇作家を海外に紹介するためのかなり重要な書籍になりそう。

インタビューされているのは、高山明(Port B)、松井周(サンプル)、岡田利規チェルフィッチュ)、岩井秀人(ハイバイ)、前川知大(イキウメ)、三浦大輔ポツドール)、タニノクロウ庭劇団ペニノ)、前田司郎(五反田団)の、概ね30代のアーティスト8人。

既存の出版社から出すのではなく、スポンサーを募って、自ら取材・編集し、流通経路も切りひらいた、インディペンデントな書籍でもある。

現在ロンドンに留学中の岩城さんは、フェスティバル/トーキョーの「批評家・イン・レジデンシー」の1人として招聘され、1週間だけ日本に滞在されていました。そこで、なぜ今、この本を出版したのか? そして日本と海外を行き来する視点から、現在の日本演劇がどう見えるのか? 観劇取材でお忙しい合間を縫って、池袋でお話をしてくださいました。(聞き手:藤原ちから)Q



岩城京子プロフィール
1977年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。01年より主にパフォーミング・アーツ(演劇・舞踊など)を専門とするフリージャーナリストとして活動。世界13カ国で取材を行い、年間100本に及ぶ記事を執筆する。主な執筆先に、AERA、日経WOMAN、シアターガイド、朝日新聞など。来日公演プログラムへも多数寄稿。また近年はフリーランスのアート・コンサルタントとして、フェスティバル/トーキョーなどに協力する。2010年、神奈川芸術劇場クリエイティブ・パートナー就任。2011年9月よりロンドン大学ゴールドスミスカレッジ修士課程演劇学科在籍。現在、東京とロンドンを拠点に和英両文で執筆活動を行う。



▼販売店など、書籍の詳細
→岩城京子ブログ http://kyokoiwaki.com/Archive/blog000447.html


  1. 『東京演劇現在形』とは?
  2. 日本演劇の状況
  3. ノマド的な移動感覚