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F/T13学生座談会

2013年12月某日、「F/T13学生座談会」と銘打つ会が都内某大学キャンパス構内にて催された。参加条件は「F/T13(フェスティバル/トーキョー13)を何かしら観た・参加した学生であること」。twitterでの呼びかけに応じ集まった大学院生、大学生と高校生の計7…

Q『地下鉄』市原佐都子×吉田聡子インタビュー

「Q」主宰・市原佐都子による処女作『虫虫Q』(桜美林大学卒業公演、改題『虫』で第11回AAF戯曲賞を受賞)には、新しい才能の誕生を感じた。当サイトBricolaQで「マンスリー・ブリコメンド」を始めた理由のひとつは、そのQの旗揚げ公演『油脂越し』をさり…

3/3ノマド的な移動感覚

― 岩城京子って謎の人ですね。変な話、日本に拠点を置いたままでもたぶんそれなりに重要なキャリアを順調に重ねていけたようにも思うんですけど、ひとつのところに留まらないから、今回もせっかく本を出すのに、その発売日に日本にいないっていう(笑)。岩…

2/3日本演劇の状況

― 日本のお客の立場としては、自分たちが日頃観ているものがどういうふうに世界の中で捉えられうるのか分からないし、逆に世界の演劇事情もよく知らないけど、なんとなくきっとこれは日本ぽいんだろうなあ、という感じだけはある(笑)。岩城 その「日本ぽい…

1/3『東京演劇現在形』とは?

― どういった内容の本なんですか?岩城京子 私とほぼ同世代の演劇作家たちにインタビューしたものです。私の嗜好的なセンスで編集しているので、それなりの意図をもって編み上げたインタビュー集ですね。それぞれに短い序文がついていて、ちょっとした論評に…

岩城京子『東京演劇現在形:八人の新進作家たちとの対話』インタビュー

演劇ジャーナリスト・岩城京子がまとめたインタビュー集『東京演劇現在形:八人の新進作家たちとの対話』が2011年11月5日に刊行される。英題は『Tokyo Theatre Today: Conversations with Eight Emerging Theatre Artists』。この本、実は和英のバイリンガル…

3/3 食のフロンティア

夏の3連作『かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと、しおふる世界。』は、「食」をテーマにしている。これまで人間の「記憶」をテーマの中枢に置いてきたマームとジプシーが、その「記憶」を現実世界に具現化するものとしての「食」に強い関心を示し始…

2/3 稽古場から、午後2時の太陽

詳しくは以前、別のところで書いたけども、マームとジプシーの稽古は、「台本を渡す」→「役者が暗記」→「稽古で他と合わせる」といった手続きを基本的には踏まない。そこでは、役者に求められるのはテクストやその発語のタイミングを覚えることではなく、セ…

1/3 マームとジプシーという創作集団

目下のところ彼らは、マームとジプシー夏の3連作『かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと、しおふる世界。』の稽古中。そのある日の稽古後、荻窪の焼き鳥屋でクタクタと語ってみた。Q

じゃがいもハニーとフロンティアについてクタクタ語る

BricolaQに最初に登場いただくのは、インストルメンタル・ユニット「じゃがいもハニー」のお二人、PjとTK。……といってもたぶん多くの方はご存知ないだろうけども、その正体が劇団マームとジプシーの召田実子(女優)と藤田貴大(作・演出家)だと聞けば、お…